今や、美容医療に関する情報は簡単に集められますが、いざ美容医療を受けようと思ったとき、何を基準に美容クリニックを選べばよいのでしょうか?そこで、今回は、美容クリニックの選び方についてご紹介します。
美容クリニック選びの7つのポイント
1つ目は、ホームページで提供可能な施術の種類、費用、使っている医療機器などを事前にチェックすることです。このとき、施術の種類や費用などの記載がわかりやすく、理解しやすいことがポイントの1つです。値段だけで美容クリニックを選ぶのではなく、提供する医療のわかりやすさを重視しましょう。
2つ目は、自分が受けようと考えている施術や治療に対しての実績や経験が十分である医師を選ぶことです。また、アフターケアをしっかりしてくれそうな医師かどうかもポイントです。
3つ目は、良い口コミが入っている美容クリニックを選ぶことです。ただし、これらは、評価の基準が曖昧であったり、偏っていることもあるので、口コミの情報を妄信するのではなく、参考情報として活用しましょう。
4つ目は、しっかりとしたカウンセリングが行われることです。カウンセリングでは、医師が自分の話を聞いて内容や希望をしっかり理解してくれる、メリットや効果だけなくデメリットやリスクを説明してくれる、トラブルがあった場合のリカバリー方法を説明してくれる、2回目以降の費用も説明してくれる、使う医療機器や医薬品に関してわかりやすく教えてくれる、施術後の仕上がりやゴールを共有できるといったことがポイントです。こちらから何でも質問できるような話しやすい雰囲気をつくってくれることが大切です。
5つ目は、看護師の経験やスキルも十分であることです。美容クリニックの看護師は、医師の指示の下でレーザーやケミカルピーリングなどの施術を行うことが多々あるので、カウンセリング時などに看護師に質問するのも良い方法です。
6つ目は、医師や看護師に加えて、受付スタッフの対応も丁寧で安心できることです。医師が本当に患者さんのことを大切に思っているなら、受付スタッフにまで教育や指導が行き届いているはずです。
7つ目は、経済事情やライフスタイルなどを考慮して、長期的に・継続的に通えることです。美容医療は1回の治療、施術で効果がでるものより、継続する必要のある施術のほうが多く、年齢とともに肌のメンテナンスが必要になることもあります。
肌悩み別のおすすめ診療科
肌悩みがある場合、保険診療が適応されるケースもあります。
ニキビは医学用語で「尋常性座瘡」と呼び、いくつかの種類の治療薬もあるので、まずは皮膚科を受診するのがおすすめです。
眼瞼下垂というまぶたのたるみの場合は、眼科や形成外科で保険の範囲で施術を受けることが可能です。
ほくろやイボの治療では、保険が適応されるケースがたくさんあります。例えば、ほくろでは、皮膚がんの可能性があったり、痛みがあって出血している場合など、イボでは、液体窒素で治療する場合や手術的に切除した場合は、保険適応になります。
赤ら顔は、皮膚科で保険診療の範囲でVビームによるレーザー治療を受けることが可能です。また、毛穴の炎症を抑え、赤いポツポツを減らす効果が期待できる抗菌薬の飲み薬であるビブラマイシンやミノマイシンも保険診療の範囲で処方を受けることが可能です。
これらの施術を受けても、改善が不十分だったり、より審美的な施術を望む場合は、美容外科で自由診療による治療になります。
まとめ
美容クリニックについて、インターネットや口コミなどで、さまざまな情報を得ることができますが、実際にクリニックに行ってカウンセリングで判断することも大切です。クリニック選びのポイントを参考に、自分に最適なクリニックを見つけましょう。